コーヒーの消費拡大の背景
昨今のコーヒー消費は拡大傾向にあります。
コロナ禍にある現在ではカフェなどで飲むよりも自宅でのコーヒー需要が大きく増加しており、これは日本だけに限らず世界的な傾向です。
飲まれるコーヒーの種類アンケート調査によると
自宅でコーヒーを飲む習慣がある方は約80%にもなり、その内訳は
・インスタントコーヒーが最も多く約40%。
・缶コーヒーやペットボトルのコーヒーが約30%。
・コーヒーメーカーが20%
・それ以外のコンビニやカフェなどでテイクアウト購入するケースが10%。
自宅でコーヒーを飲むことが増加しているなか、コーヒー選びに重視するポイントとして価格、味、手軽さ、等がある様です。
それ以外の中には、手間はかかるが本格的なコーヒーが飲みたいという方も増えてきており、様々な抽出器具を購入されています。
コーヒーの抽出に関してはこちらの記事をご覧下さい。
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国別コーヒー消費量
次にコーヒーの国別消費量を紹介します。
日本はEU、アメリカ、ブラジルに続き世界第4位になります。
これは国別消費量の事で、一人当たりの消費量はノルウェーが1位、スイス、EU、アメリカ、に続き日本は第5位です。
私たち日本ではコーヒーを飲む人は非常に多いですがそのほとんどは輸入となります。
コーヒーは世界60か国で生産されています。
そして日本ではその60か国のうち47か国から輸入してます。
2019年の調査ではブラジル、ベトナム、コロンビアからの輸入が全体量の70パーセント近くでした。
近年ではアジア圏でのコーヒーの木の栽培が盛んで、世界全体の生産量の30パーセント近くにまで増加しています。アジア圏の中でも実はベトナムが生産が盛んで、多くはロブスタ種の栽培ですが、近年ではアラビカ種の栽培も少しずつ増えてきています。
それでは日本でも栽培することは可能なのでしょうか??
日本では栽培に適した環境では決してありません。
気候風土がコーヒーが元気に育つ環境ではないためです。
コーヒー栽培に適している地域をコーヒーベルトと呼び、赤道を中心とした北回帰線、南回帰線に挟まれた地域です。
日本は大きくはずれているし台風や大雨など天候的にも不向きのようです。
コーヒーの木の栽培に関してご興味がある方はこちらの記事をご覧下さい。
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しかし一部の地域では生産量はごく少ないですがコーヒーを栽培しています。
沖縄県の名護市や沖永良部島などではコーヒー協会を設立し安定的に生産することも進められています。
意外なところとして、東京の小笠原諸島でも栽培されている様です。
ここは東京とはいえ国内ではコーヒーベルトに限りなく近い場所である為です。
日本ではコーヒーベルトの北限を超えた地域にありますが、さまざまな地域で農園の方々の努力によって国産コーヒーが生産されています。
私たちが日常的に飲むコーヒーは輸入品で、大量生産されたインスタントが多いですが、昨今のコーヒーブームにぜひ国産のコーヒーを飲んでみたいと思います。
コーヒーの木をLED栽培する奮闘記です、興味ある方はご覧下さい。
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