皆さんは普段飲んでいるコーヒーは何なのか、ご存知ですか??
いくつかの工程を経て販売されているコーヒー豆になります。
では、そもそもコーヒー豆とは何なのか、ご紹介していきます!!
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目次
コーヒーとは
皆さんが普段見ているコーヒー豆はすでに加工されているものです。
コーヒー豆はアカネ科コフィア属の常緑樹、コーヒーの木の種子です。
コーヒーの木が育つ期間として、苗を植えてから3年~5年の時を経て成長し、一年に一度白い花を咲かせ、6ヶ月~8ヶ月をかけて赤い実を成熟させます。この赤い実がサクランボに似ていることから「コーヒーチェリー」と呼ばれています。
コーヒーチェリーはサクランボのように果肉が多いわけではないので、基本食用にはなりませんが、少し甘みのある果肉を地元の子供たちが食べているようです。このコーヒーチェリーは果実ですので、放置しておくと腐ってしまいます。
そこで皆さんも目にしたことがあると思いますが、「生豆」の状態にする作業に入ります。この生豆にする工程を「生産処理」(精製)といい、「ナチュラル(乾燥式)」「ウォッシュト(水洗式)」「パルプドナチュラル(半水洗い式)」「スマトラ式」があります。
それぞれの方法を見ていきましょう!
【コーヒーの木の育て方が気になる方はこちらの記事がお勧めです】
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生産処理
『ナチュラル(乾燥式)』
この方法は、収穫したコーヒーチェリーをそのまま乾燥させ、その後脱穀し生豆を取り出します。乾燥するまでに数週間かかり、天候に左右され、欠点豆をハンドピッキングしないといけないため手間がかかります。ただ、大量の水を使用しないため、環境にやさしくお金もかからない方法です。ブラジル、エチオピア、イエメンなどではこの方式が主流です。
ナチュラル方式で作られたコーヒーの風味特徴は甘味です。特に赤い実のみを丁寧に摘み取り、適切な乾燥を経て作られたコーヒーは、ふくよかな甘味があります。
『ウォッシュド(水洗式)』
こちらはナチュラルとは違い、収穫後に果肉除去機(パルパー)で外皮と果肉を取り除き、その後パーチメントに付着している、糖分を多く含んだ粘液質(ミューシレージ)といわれるヌメリを水で洗い流し乾燥させます。
この方法は、水を大量に使用するため設備が整った環境でないと難しいためお金がかかります。さらに排水による汚染の問題もあります。ただ、ミューシレージを取り除く事により、クリーンな味わいで均一性がり、欠点豆が少ない方法です。
『パルプドナチュラル(半水洗式)ハニープロセスとも呼ばれる』
こちらは収穫後に果肉除去機(パルパー)で外皮と果肉を除去するところまではウォッシュドとかわりませんが、その後ミューシレージが付いたパーチメントの状態で乾燥させてから脱穀します。このミューシレージは糖分を多く含んでおり、中米ではミエル(ハチミツのこと)と呼ぶため「ハニープロセス」とも呼びます。
ミューシレージを乾燥前に機械で取り除くこともあり、除去率によって呼び方が違います。除去率の低い順から「ブラックハニー」「レッドハニー」「イエローハニー」と呼ばれます。
この方法は、ウォッシュドよりクリーンさは欠けますが、水を大量に使用せず、欠点豆も少ないため、ナチュラルとウォッシュドの良いとこどりをしたような方法です。
『スマトラ式』
こちらの方法は、インドネシアのスマトラ島で行われている方法で、有名なマンデリンの生産地です。インドネシアでは雨期があるため短期間で乾燥する必要があるために、生豆の状態で乾燥させます。生豆の状態で乾燥するということは、殻に守られていないためカビなども生えやすくなります。
また短期間で乾燥させるため、深緑色をしており青臭さも残ります。
マンデリンの独特な味わいはこのためです。
こうした工程を経て生豆の状態になります。
「最後に」
このようにコーヒーの木を育て、収穫し、生産処理を行い、欠点豆を除去し、グレードを付けられてから出荷されます。
私たちの元へ届くまでにとても多くの労力を使っていることがわかります。
コーヒーは収穫されてから劣化は始まります。その劣化を少しでも防ぎつつ日本に運ばれてきます。その状態のコーヒーを最終的には自分で淹れる技術が、その豆の本当の味を引き出す最終工程になります。
正しい知識と技術で美味しいコーヒーが飲めることを願います。
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