時代はいくら流れても不平等な世界は何も変わらない。小さいことかもしれないが、それで少しでも変えられるものがあれば変えるべきだと考えている。私に出来ることは少ない、でも何かを始めなければ何も変わらない。時間がかかるかもしれないが、成し遂げたいことがある。
connecting the life of the baton in the coffee
「コーヒーで命のバトンを繋ぐ」
コーヒープロジェクトで命のバトンを繋ぎたいと思い、一歩を踏みだす
目次
コーヒープロジェクト第1章
私は昔、「人の価値」とはどういうものかを考えたことがあり、最初は、地位や名声などが頭に浮かんでいたが、それが違う事に気付いたのは中学2年生の時。
確かに地位や名声、多額の財産がもたらす一般的な人の価値は存在するのかもしれないが、中学2年生で気付いたきっかけは、苦しくも人が最後の時を迎えた時だった。
それまでも葬式というのは何度か参加はしていたが、その時の葬式は今までに見たことがないぐらい人数の多い葬式であり、多くの方が悲しんでいた。その姿を見た時に感じた・・・・
人の価値とは「どれだけの人に影響を与えたか」であると
自分のために上に上がり地位や名声を手にして、お金をどれだけ稼いだとしても、自分の人生を振り返った時に誰もついてきていなければ、人としての価値はないのだと・・・・・・
ここが私の人生の終着点を決める最初の一歩となったのだ。
コーヒープロジェクト第2章
日本に住んでいるとそれが当たり前となり、今の生活が幸せの上に成り立っていることに中々気付かない。
住む所があり、食べ物があり、ちょっと歩けば何でもある。
そんな幸せの上に今の生活は成り立っている。
世界には生まれて間もない子供たちや、生きたくても生きることが出来ない人たちで溢れかえっている。
生まれた国、環境によってここまでの格差が生じるというのは本当に不平等である。
今この瞬間にも多くの方が亡くなられている。
住む所があれば、食べ物があれば、薬があれば・・・・・
少しの変化で生きれる可能性は上がるのだ。
よく募金活動などを目にする。
その時に募金をするのだが、実際にはどう使われて、どう役立っているのかまでは見れない。そして募金は一時的なもので与え続けることはやはり中々難しい。
しないよりはもちろん良いのだが、私は与えたらそこで終わりではなく、与えた先に何が残るかまで見届けたい、そして与え続けたいと思っている。
それで少しでも世の中の不平等が改善されることを願いたい。
コーヒープロジェクト第3章「コーヒーとの出会い」
コーヒーと出会ったのは大学生の時である。
コーヒーは今現在世界で取引量第2位である。
1位は石油だが、コーヒーはとても多くの取引が行われている。
その当時何気にコーヒーの本を手にとった私は、「これだ!!」と思った。
世界の不平等、貧しい国や村を救う一つの手段がコーヒーだと認識したのである。
苦しくもコーヒーを栽培している国々は本当に貧しい国が多いことを初めて知った。
コーヒーの木は育つのに約3年~5年かかるとされており、育てるのがとても難しく、物凄く手間がかかる植物なのだ。
詳しくはこちらをご覧ください。
これほど手間のかかるコーヒーの木を育てても、現地の方が手にするお金はかなり低い。今フェアトレードという言葉もしばしば聞くが、現状はほとんど意味をなしてはいない。
コーヒープロジェクト第4章「現地の人の暮らし」
コーヒーの栽培は大きな農園でなければ、だいたいが現地の人が家族ぐるみで栽培していることが多い。
もちろんコーヒーだけでは生計がたたないので、違う作物も一緒に栽培されている。
コーヒーの木を長い年月かけて育て、実り始めれば一年に一度ジャスミンの香りをはなつ白い花を咲かせ、実り、収穫を行う(1年に2度咲くものもあるらしい)
これらの作業は大人たちがすべてするわけではなく、現地の子供たちも手伝っている。
この作業をほぼ手作業で行っており、尚且つ農道が整備されているわけでもなく、本当に大変な作業を毎日行っているのである。
それだけの労力を使いながら得られる利益は一握り・・・・
手作業ではなく機械で行える環境や、農道を整備するには多くのお金が必要となるわけだが、得られる利益が少なければ買うお金もない。日々の生活だけで精一杯になれば整備する余裕などあるはずがない。環境をよくするためには+の流れを作っていかなければならないのだ。
コーヒープロジェクト第5章「一本のコーヒーの木から得られる利益」
コーヒーの木は育てるのに難しく大変であるが、実際そんな大変な木を育てて収穫量はどれだけあるのだろうか??
育てる地域や環境によって勿論変わってはくるし、どの高さまで育てるかによっても収穫量は変わってくる。
だいたいだが、一本の木からコーヒーチェリーが収穫される量は約4キロである。
コーヒーチェリーから果肉など取り除いていくと約500gの生豆が取れるようになる。
ここから焙煎をしてくと、約400gのコーヒー豆となるので、一杯のコーヒーを10gで淹れた場合約40杯分となる。
一本の木からコーヒーが40杯しか取れない計算となる・・・・・
勿論日本でコーヒーを40杯売るとしたら多くの利益は残るかもしれないが、現地の人が手にすることが出来る金額は数百円だと言われている。
労力を考えると、本当に不平等であることが一目瞭然である。
私はこの現状を少しでも変えたいのである。
コーヒープロジェクト第6章「私の人生の最終地点」
私は今コーヒーに携わる仕事をしている。
送られてきたコーヒー豆でコーヒーを淹れてお客様に提供しているわけだが、いつの日かコーヒーの木を育てている村、家族に利益を還元できるシステムを構築したいと考えている。そして一度だけではなく、還元し続けることが出来るようにしたいのだ。
コーヒーで得た利益を還元し、本来薬があれば、食べ物があれば救える命があるはずだ。
一人救えば、その後の子孫も救うことになる。
救える命を救い、命のバトンを繋ぐこと
それが私の人生の最終地点「コーヒーで命のバトンを繋ぐ」である。
これはどれぐらい時間がかかるかわからないが、ある大きなコーヒープロジェクトを考えている。
これが成功すれば達成出来る。
私は必ずコーヒープロジェクトを完成させる。
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