各器具淹れ方

美味しいコーヒーの淹れ方!!器具別にご紹介

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今、コーヒーの楽しみ方はとても幅広くなっています。

街を歩けば、カフェや喫茶店も至る所に見かけますし、さらには

「コーヒーを家で淹れて飲みたい!」

という方も、とても増えています。
以前にも増して、コーヒーが一般的な飲み物になりました。

とはいえ、一口に「コーヒーを淹れる」と言っても、淹れ方や器具にもいろいろな種類があり、どれを選んでどう淹れればいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、『ハンドドリップ』、『フレンチプレス』、『サイフォン』に焦点を当てて、それぞれの淹れ方や特徴、メリットやデメリットなどを紹介したいと思います。

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【ハンドドリップ】

ハンドドリップとは、フィルターを使って挽いたコーヒー豆の上からお湯を注ぎ抽出する方法です。

家でコーヒーを楽しむには、一番メジャーな方法だと思います。

一口に「ハンドドリップ」と言っても、器具も何種類かあります。

① ペーパードリップ
② ネルドリップ
③ 金属フィルター

それぞれに見ていきましょう!

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《ペーパードリップ》

〜必要なもの〜
・ペーパー
・ドリッパー
・メジャースプーン
・細口ポット
・カップ&ソーサー

* コーヒー豆は、1人前15g、湯量は120cc

あくまで目安なので、味の濃さの好みに合わせて調節しましょう。

ペーパードリップ用のフィルターには、大きく分けて2種類あります。

・台形型… カリタやメリタ
・円錐型…ハリオ

ペーパーも各社から出ており、ドリッパーとペーパーの形が合わないと、味に影響が出やすいので、同じメーカーで揃えると間違いがないと思います。

〜淹れ方〜

・お湯を沸かす
沸騰したら火を止めます。最適な温度は95度くらいですが、ボコボコといってたら止める、くらいで良いでしょう。

・ドリッパーにペーパーをセット
ペーパーフィルターの端を折り、なるべく隙間がないようにセットします。
粉を入れる前にお湯をかけると、フィルターがドリッパーにくっついてくれますよ。

・粉をフィルターにセットする
粉を入れたらフィルターを揺すって、平らになるようにします。
そうすることで、味のムラが出にくくなります。

・そそぎ〜コーヒーを蒸らす
中心から少量の湯を、ゆっくりと乗せるように注ぎます。
粉全体にまんべんなく湯が行き渡るように注いだら、15秒ほど蒸らします。

湯を注ぐと、粉が膨らんできます。これは、粉からガスが抽出され、それによってコーヒーとお湯がなじんで味が出やすくなるんです。

湯量の目安は、サーバーにお湯が「ポタッ、ポタッ」と落ちてくる位が良いです。

コーヒーの味が決まる大事な行程なので、かならず蒸らすようにしましょう。

・2度目のお湯を注ぐ〜抽出
蒸らしをしたら、2回目のお湯を注いでいきます。
この時のコツは、
「真上から優しく、『の』の字を描いて」
です。

中心から粉の外側に向かって、粉の表面に対して真上(垂直)から注ぎます。
ななめになると、満遍なく味が抽出できません。

そして優しく。ドバドバ注いでしまうと、コーヒー豆の雑味成分も一緒に抽出されてしまい、いい味になりません。

そして「の」の字を描くように、中心から外へ、外から中心へと注いでいきましょう。

淹れた後、フィルターに残っている粉が均一になっていれば、上手くいった証拠です。

・注ぐ
あらかじめカップを温めておくと、冷めにくくておすすめです。

ここで、ペーパードリップのメリット/デメリットを見てみましょう。

〈メリット〉
・一番メジャーな方法で、器具が揃えやすい
・抽出時間が短い
・用意、後片付けがラク

〈デメリット〉
・淹れ方によって、味の差が大きい
・コーヒーのオイル成分がカットされてしまう

家で淹れるには一番お手軽な方法なので、初めての方はまずはペーパードリップから試してみるのが良いのではないでしょうか。

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《ネルドリップ》

「ネル」とは「フランネル」の略で、布製のフィルターを使います。

色々ある抽出方法の中でも「最も美味しい抽出方法」とも言われています。
理由は、ペーパードリップではカットされるようなコーヒーのオイル成分なども一緒に抽出されるからです。
深い味わいが欲しい人にはピッタリの方法です。

〜必要なもの〜
・ネル
・ハンドル(ネルを装着するもの)
・サーバー(ネルドリップ専用のもの)
・メジャースプーン
・細口ポット
・カップ&ソーサー

* コーヒー豆は、1人前15〜20g、湯量は120cc

こちらも目安なので、味の濃さの好みに合わせて調節しましょう。

ネルはペーパーフィルターと違って、下準備が必要です。
特に新品のネルには食用のノリがついているので、一度お湯で煮ます。
約500ccのお湯に対して、約5gのコーヒーの粉を入れて煮ましょう。
(粉は、使い終わったカスでOKです)

その後、水洗いしてしっかりと絞ります。
絞ったネルが毛羽立っていたら、しっかり絞れた証拠です。

〜淹れ方〜

・煮て絞ったネルをハンドルにセットします(縫い目が外側に来るようにします)。

・形を整えたら、コーヒー粉を入れ平らにセットする。

・蒸らし
中央からゆっくりとお湯を注ぎ、粉全体にお湯を行き渡らせ、蒸らします(20秒ほど)。

・2回目のお湯を注ぐ
中心から「の」の字を描くように注ぎます。
お湯を注ぐと、丸い泡が膨らみます。その膨らみが凹み泡が消える前に、泡からはみ出ないように注いで行きましょう。

・適量を注いだら、ネルをサーバーから外します。
(雑味が入らないようにするため)

・カップに注いで、でき上がり!

ちなみにネルは洗って何度か使えます。

〜使用後のネルの保存方法〜

・洗剤を使わず、もみ洗いします。
・水に浸し、タッパーなどに入れて冷蔵庫に保管します。
水はこまめに換えましょう。

ネルの起毛がなくなってきたら、交換時期です。

ネルドリップにもメリット/デメリットがあります。

〈メリット〉
・味が安定しやすい
・オイル成分も抽出できるので、味わいがまろやかになる

〈デメリット〉
・最初の煮沸、使用後の水洗いなど、多少の手間が必要

手間は必要ですが難しくはないです。
ペーパーフィルターとは一味違った風味になるので試してみる価値アリです!

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《金属フィルター》

ペーパードリップやネルドリップの他にも、金属製フィルターというのもあります。

〜必要なもの〜

・金属製フィルター
・専用のサーバー
・メジャースプーン
・細口ポット
・カップ&ソーサー

* コーヒー豆は、1人前20g。
ペーパーよりやや粗引きの方が良いでしょう。

あくまで目安なので、味の濃さの好みに合わせて調節しましょう。

〜淹れ方〜

・ 粉をフィルターに入れ、平らにならします。

・ 1回目のお湯を注ぎ、30秒ほど蒸らします。

・ 2回目、3回目と「の」の字を描くように注ぎます。(目安は3〜5回)

* 金属製フィルターは、ペーパードリップやネルドリップよりも濾過スピード(サーバーにお湯が落ちるスピード)が早いので、お湯を注ぐスピードも少し早くすると良いです。

〈メリット〉
・コーヒー豆の味わいを全て抽出できる(豆そのものの味わいをしっかり味わいたい時にオススメです)

〈デメリット〉
・風味が全て抽出される分、ライトな味わいが欲しい時は不向きかもしれません。

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《フレンチプレス》

近年、人気が出てきているのがこのフレンチプレスです。
以前は、日本では紅茶用の器具として知られていましたが、最近ではフレンチプレスを使ってコーヒーを入れるカフェも増えてきています。

淹れ方も簡単な上、豆の味がダイレクトに出るので、スペシャリティコーヒーに向いています。

〜必要なもの〜
・コーヒープレス
・メジャースプーン
・タイマー
・カップ&ソーサー

* コーヒー豆は、1人前15〜20g、湯量は150~200cc

こちらも目安なので、味の濃さの好みに合わせて調節しましょう。

〜淹れ方〜

・ カップ、プレスにお湯を入れ温めておきます。

・ 粉をプレスに入れます、

・ 1回目のお湯を注ぐと同時に、タイマーで4分間計測スタートします。
お湯の量は、粉が浸るくらいで。(3分の1位が目安です)

・ お湯を注いだら、約30秒蒸らします。

・ 蒸らしたら、2回目のお湯を注ぎます。(金属部分まで)
粉が暴れないように、静かにお湯を注ぐのがポイントです。

・ お湯を注いだら、蓋をしてタイマーがなるまで待ちましょう。

・ 時間がきたら、ゆっくりとプレスを押し下げます。
強く押すと雑味成分が出てしまうので、ゆっくりと!

・ カップに注いで完成です。
注ぐ時は、底部にアクや雑味も沈殿しているので全部は注がないようにします。

〈メリット〉
・ 誰が淹れても比較的同じ味を出せる
・ 手順が少なく、「ながら」でも淹れられる
・ 豆の味がダイレクトに味わえる

〈デメリット〉
・ 後片付けが必要
・ライトな風味が好みの方には不向きかも

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《サイフォン》

昔ながらの喫茶店といえば、このサイフォンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
まるで科学の実験のようにポコポコ立つ泡や、お湯が上下動する様子はつい見入ってしまいますよね。
見た目の演出効果も高いのも、喫茶店で多く使われている理由ではないでしょうか。

私も子供のころ、親がサイフォンでコーヒーを淹れてくれるのを見ているのが大好きでした。

他の方法に比べると多少工程は多いですが、香り高い豊かな味を楽しめますよ。

〜必要なもの〜

・ロートとフラスコ
・濾過器
・アルコールランプ、または電気ヒーター(熱源)
・竹ヘラ
・ネルフィルター
・メジャースプーン
・細口ポット
・カップ&ソーサー

* コーヒー豆は、1人前15g、湯量は150cc

こちらも目安なので、味の濃さの好みに合わせて調節しましょう。

〜淹れ方〜

・ ネルフィルターを装着
ネルフィルターを濾過器に取り付けます。
初めてのフィルターは、濾過器にセットした状態でコーヒー粉を入れたお湯で10〜15分ほど煮込み、ノリや汚れを落としてから使います

・ お湯を沸かす
フラスコに杯数分(目盛りがついています)のお湯を入れ、アルコールランプor電気ヒーターで加熱します

・ フィルターをセット
濾過器に取り付けたフィルターを、ロートにセットします。
この時、ロートの管の先に、濾過器の留め金を必ず引っ掛けておきましょう。

・ フラスコのお湯が沸騰しているかチェック
沸騰していたら、ロートを差し込みます。
ロートはいきなり差し込まずに、ゆっくりと濾過器から垂れているチェーンから沈めていきましょう。

・ 1回目の攪拌
沸騰したお湯が、ロートに上がってきます。
3分の1位になったら、竹べらで粉とお湯をなじませるように、数回攪拌します。

・ 抽出
お湯が上がってきたら、20秒〜30秒ほど放置して、その後抽出します。

放置の時間が長すぎると、雑味成分がでてしまうので注意しましょう。

・ 2回目の攪拌
火を止めて攪拌します

・フラスコにコーヒーが完全に落ちたら、カップに注いで完成です!

〈メリット〉
・ 視覚効果・演出効果が高く、目でも楽しめる
・ 味の安定感があり、ばらつきが少ない

〈デメリット〉
・ 器具の準備、片付けに多少手間がかかる
・ 火を使うので、取り扱いは慎重に

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《まとめ》

コーヒーの淹れ方と器具を、色々と紹介してきました。

一口に「コーヒー」と言っても、こんなに淹れ方の種類があるんですね。

そしてもちろん豆の種類も色々とあり、同じ豆でも淹れ方によってかなり味も変わります。
その分、楽しみ方は無限大、ということです。

ちなみに、コーヒー豆は淹れる直前に挽くのがベストですが、「コーヒーミルが家にないよ!」という方も多いと思います。

お店で豆を買う時に、自宅で使っている器具をお店の人に伝えれば、見合った粗さで挽いてくれるので、心配いりません。

ぜひ、自分だけの「おいしいひと時」を楽しんでみてくださいね。

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